「自分が頑張れば解決する」と思っていませんか?
仕事がうまくいかない。
人間関係がうまくいかない。
毎日疲れていて、ここ最近調子が悪い。
そんなとき、あなたは最初に何を考えますか?
「もっと頑張らな」
「自分の頑張りが足りてない」
「まだまだ工夫できるところがある」
このような言葉が真っ先に頭に浮かぶ人が、とても多いように感じます。
「もっと」が、自分を追い込みすぎる
「もっと努力すれば」
「もっと我慢すれば」
「もっと自分が変われば」
そうすれば、きっと解決するはず…。
そんなふうに、自分を励ましながら前に進んできた人もいるでしょう。
実際、その考え方で乗り越えてきたこともたくさんあったはずです。
だから、「もっと頑張る」は、大切な成功体験でもあるのです。
でも、その成功体験が自分を追い込みすぎる
本当は疲れている。
本当は苦しい。
本当は一人では抱えきれない。
それでも、
「もっと頑張れば何とかなる」
そう信じて、自分を追い込み続けてしまう。
気づけば、「もっと頑張る」しか選べなくなっているのです。
さらに自分を追い込みすぎる「責任感の強さ」
もう一つ苦しいことがあります。
自分ではどうにもできないことまで、
「自分の責任だ」と思ってしまうことです。
相手の立場や気持ち、能力や理解度。
職場の環境や人間関係。
市場規模や経済状況。
組織の方針や社内政治。
その他、周りの環境。
自分一人では変えられないことがあるのに、
「私の努力が足りないから」
「私がもっと頑張れば変えられる」
そう思ってしまっていませんか?
でも、本当にそうでしょうか。
自分ではコントロールできないことまで背負い込み、
自分を責め続けてしまっていませんか?
今こんなにも苦しいのは、頑張りが足りないからではありません。
一人で背負うには、大きすぎるものを抱えているからです。
もし今、苦しさを感じているなら、一度だけ立ち止まってみてください。
「これは、本当に私が頑張れば解決できることだろうか。」
そんなふうに、自分に問いかけてみてください。
努力で変えられることもあります。
でも、努力では変えられないこともたくさんあります。
その違いを知ることは、諦めることではありません。
自分を守ることなのです。
私自身、最近になってやっとこの違いに気付き始めました。
客観的に冷静に、今の状況を整理、分析してみる。
自分がコントロールできることなのかどうか、客観的に判断する。
自分一人で考え込む必要はありません。
誰かに話を聞いてもらう、第三者の意見を聞いてみることも大切です。
心が疲れているサインを見逃さないで
「もっと頑張る」という選択肢しか見えなくなっているときほど、
心は疲れています。
だからそんなときは、「もっと頑張る方法」「他にもできる工夫」を探すのではなく、
「今、一人で背負いすぎているものは何だろう」と考えてみてください。
その問いかけが、自分を責める毎日から、
自分を理解し、自分を大切にできる一歩につながるかもしれません。
あなたの背負っているものが少しでも軽くなるよう、願っています。
寺島 渚紗