自分の悩みを、小さく見積もっていませんか?

「こんなことで悩むなんて」
「もっと大変な人もいるのに」
「自分なんか、まだ恵まれているほう」

苦しいときや辛いとき、
そんなふうに自分に言い聞かせることはありませんか?

仕事はある。
生活もできている。
周りから見れば、順調そうに見える。

だからこそ、
「この程度で弱音を言ってはいけない」
と思ってしまうことがあります。

でも、悩みは誰かと比べるものではありません。
あなた自身のものです。
誰かの方が大変だからといって、
あなたの苦しさを小さく見積もる必要はないのです。

少しずつ自分の気持ちが分からなくなってくる

疲れていても、「これくらい普通やし」
しんどくても、「まだ頑張れる」
嫌なことがあっても、「気にしすぎや」

そうやって、自分の気持ちを何度も打ち消してしまう。
すると、苦しさや辛さといった気持ちに気づくのが、
ずっと後になってしまうことがあります。

自分の気持ちを後回しにしていると、
本当の自分の気持ちを見失ってしまうかもしれません。

お酒の悩みも、実は同じ

「毎日飲んでいるけれど、仕事には行けている」
「もっとたくさん飲む人もいる」
「生活が破綻しているわけではない」
「ストレス発散のためには仕方ない」

そう考えて、
「まだ相談するほどではない」
と、本当の自分の悩みを小さくしてしまうことがあります。

でも、
「少し飲みすぎている気がする」
「このままでいいのかな」

そう感じるなら、その気持ちはどうか大切にしてほしいと思います。

どんなに小さくても、悩みは悩み。
「悩みは、大きくなってからでなければ認めてはいけない」と、
誰かに言われたのですか?
小さいうちに気づけることは、
自分を大切にすることにもつながります。

「つらい」と感じることは、「弱さ」ではない

責任感が強い人ほど、
「私がこんなことで悩むなんて」
と思いやすいです。

人から頼られている人。
仕事ができると言われる人。
周りから見れば順調に見える人。

そんな人ほど、
「苦しいと言ったら、今までの自分が崩れてしまう気がする」
「こんなことで弱音を吐くのは、みっともない。」
と感じることがあります。

でも、外からどう見えるかと、本人がどう感じているかは別のことです。

順調に見えていても、苦しいことはあります。
恵まれていても、つらいことはあります。
頑張れていても、疲れることはあります。

その気持ちまで、
「大したことじゃない」
と片付けなくていいと思います。

最後に

もし最近、
「こんなことで悩んでいる自分はダメだ」
と思うことが増えているなら、
少しだけ言葉を変えてみてください。

「こんなことで」ではなく、
「私は、これがつらいんだ」「悩んだっていい」と。
それだけでも、自分の気持ちに少し気づくかもしれません。

自分の悩みを、小さく見積もらないこと。
自分の気持ちを、無視しないこと。
それが自分を大切にする、ということなのだと思います。

寺島 渚紗