頑張り屋さんの落とし穴
「頑張り屋さんですね」と言われ続けてきた
私は昔から、「頑張り屋ですね」「努力家ですね」
そう言われることが多かったです。
期待に応えられている。
役に立てている。
ちゃんとやれている。
認められている。
そんな気持ちになれました。
やるべきことは最後までやる。
困っている人がいたら助ける。
頼まれたら断らない。
気づけば、「頑張ること」が当たり前になっていました。
頑張ることは、悪いことではない
この記事を読んでくださっているあなたも
「頑張り屋さん」「努力家」と普段から
よく言われているのではないでしょうか。
頑張れることは素晴らしい能力です。
責任感がある。
周りを思いやれる。
最後まであきらめずにやり抜ける。
その能力が活きた場面も、きっとたくさんありましたよね。
だから私は、「頑張ること」は否定したくありません。
でも、注意しなければいけないことがあります。
それは、頑張ることが得意な人ほど、
自分のことを後回しにしやすいということです。
「自分は大丈夫」が口ぐせになっていませんか?
疲れていても「まだ頑張れる」
辛くても「自分より大変な人はもっとおる」
助けてほしくても「迷惑をかけたらあかん」
こんなふうに、自分の気持ちを引っ込めてきませんでしたか?
気づけば、自分はいつも最後で後回し。
それが当たり前になっている人は少なくありません。
一日の終わりに残るのは、疲れだけ。
仕事が終わった。
家事も終わった。
ようやく一息つける。
その頃にはもう心も身体もクタクタです。
でも「今日も頑張った」なんて全然思えず、
「もっとできたかもしれない」
「今日はあれがダメだった」と、一人反省会が始まる。
頑張っているのに満たされない。
そんな思いをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分のねぎらい方がわからない
以前の私は、自分を褒めることがほとんどありませんでした。
「これくらいできて当たり前」
「もっと頑張れる」
そう思っていました。
そして、一日の終わりにはお酒を飲んでいました。
今思えば、お酒は疲れを癒やすだけではなく、
「しんどい今日を強制的に終わらせる」という役割も
担ってくれていたのかもしれません。
あの頃の私を支えてくれた存在であったことは確かです。
頑張る力を、自分のためにも使ってみませんか
もし今、
「頑張ることは得意だけれど、どこか苦しい」
そんな気持ちを少しでもお持ちなら、
少しだけ自分にも目を向けてみませんか。
「今日は疲れた」
「よくここまで頑張った」
そんな言葉を、自分にもかけてあげてください。
これは、自分を甘やかすことではありません。
自分を大切にすることなのです。
頑張ることが得意な人は、多くの人を支えている
あなたの頑張りは、きっと多くの人の日常を支えています。
あなたの存在は、なくてはならないのです。
だからこそ、自分自身をねぎらうことが重要なのです。
その優しさや頑張る力を、誰かを支えるためだけではなく、
自分のためにも使ってあげてくださいね。
寺島 渚紗